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和泉市の名産品であるガラス細工を職人が手作りで製作・販売を行なっている、和泉市上町689番地にある井阪ガラス製作所(代表・井阪浩明)では、来年の干支である「辰(タツ)」のガラス細工製作がピークを迎えています。
ガラス細工は、ガラス生地(棒)を約700~1,000度に熱し、溶かしながら動物や帆船などを製作するもので、和泉市の地場産業です。
製作はすべて手づくりで、直径8mm、長さ40cmのガラス棒(120~130種類)を7~8本を束ね、石油バーナー(ランプワーク)で溶かしながら行います。
井阪ガラス製作所では、大正10年創業以来毎年干支づくりを手掛けており、縁起物として利用する人も多くいらっしゃいます。
今年は、10月中旬から製作をはじめ、出来上がったガラスの「辰」は、勇ましさの中にも優雅さがあり、見る人の心を魅了する作品に仕上がっています。
「辰」の種類も、色とりどりの風水龍(水色・黄色・紫色・ピンク色・緑色)、天に向かって伸びゆく昇り龍、夫婦龍など多種多様です。
「辰」のガラス細工は小さい物で幅約7センチ高さ3センチ、大きい物では幅約15センチ高さ10センチの物などがありますので、色々な場所に置けそうです。
単品からセットのものまで複数発売されており、価格は1,000円~23,000円程度となるそうです。
干支づくりは熟練職人でなくては製作できず、また特に今年の「辰」の製作は角やひげ、爪、うろこなど細かなところがたくさんあるので、ガラス棒を何度も溶かしたり、冷ましたりし腕をくねらせながら製作しなければいけないので、特に難しい造形となっています。
同社では約40年のガラス細工のキャリアを持つ、細工暦の豊かな熟練工の河原田忠信(67歳)さんが一つ一つ丁寧に製作しています。
同社で細工を行う河原田忠信さんは、「縁起物で手作りの良さを活かし、一つひとつ心を込めて作っています。来年は龍のように、天に向かって景気を上向けたい…」と語っていました。
干支づくりは来年1月頃まで続きます。
井阪ガラス製作所
本記事は和泉市いずみアピール課様よりご提供頂きました。 ありがとうございます。
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