
大阪府堺市南区と和泉市に跨る巨大なため池が「光明池」(こうみょういけ)です。
面積は36haと大阪府内では狭山池に次いで2番目。
3年余りの山を削り、トロッコで土砂を運ぶというたいへんな歳月の末、昭和13年に完成しています。
ちなみに「光明池」という名前は、この地で誕生したとされる光明皇后(こうみょうこうごう)にちなんで名付けられたそうです。



「光明池」の工事は今のような便利な土木機械もなく、人の手でツルハシで山を削り、トロッコで土砂を運ぶというたいへんな仕事でした。
多くの労働者が参加して工事が進められましたが、その中には300人近い朝鮮人労働者もいて工事中には事故により10数人の犠牲者がでたそうです。
今も池のほとりには「光明池朝鮮人労働者慰霊碑」が、工事で亡くなった労働者を追悼するために祀られています。
悲しい歴史も持つ貯め池ですが、完成後は耕地1700ヘクタールもの面積に対応する潅漑用主水源として両市の発展に大きく寄与してきました。
池には両岸を結ぶアーチ状のつり橋の光明池大橋がかかっており、現在でも見所のひとつとなっています。
水深は最深部で30mで満水時の貯水量は396万6,000立方メートルで府内最大なのです。
2008年から2009年ごろまでは一時的に水が抜かれておりほとんど池の底が見えてしまっていましたが、現在では工事も終了して豊かな水に満ちた姿を見せてくれています。
「光明池」の周りには広大な「光明池緑地」が広がっており、1989年には「大阪みどりの百選」に選定にも選定されています。
近隣では「野鳥の森」と呼ばれていて四季折々の風景や野鳥などを楽しむことができ、犬の散歩にも利用されていているので運動不足のペットの運動にも利用されます(公共の場ですのでリードの着用と排泄物の処理は忘れないでくださいね)
光明池周辺は普通に歩くと1時間程の適度な遊歩道であり、水鳥や野鳥、猫たちを見かけながら気持よく体を動かすことができます。
ただ真夏は場所によっては日差しがきつくなりますので日よけや水分補給はしっかりしたほうが良いですね。
秋にはきれいな紅葉、春には桜を楽しむこともできます。
光明池への交通ですが、光明池と隣接しているコミュニティ体育館の駐車場が無料開放されていますので、お車での来場も可能となっています。
光明池(こうみょういけ)
ため池・緑地・公園
大阪府和泉市光明台